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映画『八日目の蝉』

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なんとなくあらすじを知っていて、見ないだろうと思ってた。
去年NHKのドラマでやってた時、知らなくて、
ちょうど『Mother』にはまっていた頃に、似たようなテーマのドラマを
やってたんだなぁ・・・って程度で、なぜか興味がわかなかった。

で、3月にNHKのBSで一挙放映されてたときに、録画して放置してたんですが、
HDの容量が足りなくなったらいやだなぁと思って、
見てから消すつもりで、昨日、見たんですよ。
そしたら、映画版も観たくなっちゃって(^_^;

原作も読んでないんですが、
私の中では「ないなぁ」って内容なんですよ。
なんせ、私、理性をコントロールするのが当たり前と思ってるので、
不倫とか浮気とか妊娠中絶とか、ありえん。
ましてや、自分の子どもでもないのに誘拐して育てるなんて、無理~~~って。
そして逃亡
正気の沙汰ではありませんよ。
いくら母性が芽生えたからって、本当の親でもないんだから、このテーマに無理がある。って。


でもね、なぜでしょう。
見ているうちに、すっかり誘拐犯である育ての母・希和子にシンクロしてる自分に
気付いてしまうんです。
子どもを愛しく思う気持ちは、子育て経験者はみんな同じでしょう。
そこのところは、理性とは関係なく本能なんでしょうか・・・

映画では、希和子と同じように妻子ある男の子を妊娠してしまった恵理菜(井上真央)と
ライターだと言って恵理菜の前に現れた千草(小池栄子)の
自分探し的なロードムービーと、

「そのうち妻とは別れて希和子と生活したいんだ」と言われて、
子どもを中絶させられた希和子(永作博美)が恵理菜を連れて逃亡するロードムービーが
折り重なって、
現在と過去とをいったりきたりして展開していく。


恵理菜が千草と希和子と生活したところを見に小豆島を訪れて、
本当の両親の元へ戻るまでの忘れていた4年間を思い出す場面は、
自然に涙がこぼれてしまいました

赤ん坊を連れて、希和子が助けを求めた施設は
女ばかりのカルト教団で、
無農薬の野菜を作ったりして生活していた。
千草もその施設エンジェルホームで育てられ、
「男の人が怖いんだ。どうして普通に育ててくれなかったんだろう」
ちょっといびつなくらいの役作りをしている小池栄子、
なかなかいい女優ですよね。

希和子役の永作博美も、
本妻に電話で攻撃され、直接「がらんどうの女」と罵倒され、
精神的に追い込まれて、ちょっと病んでる感じの危ない雰囲気を
醸し出したり、
薫(恵理菜)と幸せそうに過ごす母としての豊かな表情を見せたりと、
素晴らしい演技でした。

そして井上真央の素晴らしさに感動。
何度かスクリーンでみてますが、
今回一番年相応の色っぽさが出てたような気がします。
なかなかのナイスバディでしたし(^_^)
両親とうまくいかない生活を続けて、笑顔を失ってしまってる、
だけど、ちゃんと地に足付いてるたくましさがある、
そんな女性の表情がちゃんと出せていたと思います。
ラストの「この島に帰ってきたいと思ってた」と言って
泣くところは、
理屈抜きで揺さぶられました



映画『八日目の蝉』 - シネマトゥデイ



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コメント

非公開コメント

これはね・・・観ていましたドラマ!
中々良くってハマっていましたよ。
最終回は『Mother』より切なかったなと思いました。

きぼう丸さん

ドラマごらんになってたんですか~(^o^)

ドラマの方は、2話までみたあと、気分が重くて、
見続けられないな・・・と、やめてしまってたんですが、
3話から再び見てみたら、
いつの間にかハマってました(^_^)

ドラマと比べると、映画は細かいエピソードは端折られてましたけど、
女優さんたちが素晴らしかったですよ!



見たよ~

私はドラマの方が良かったかも。。。
っていうか、ドラマを見た者にとっては映画はあまり必要なかったかも。
でも、女優さんたちは素晴らしかった^^

原作も文庫化されたし、これから読んでみようと思います。

こんにちは
面白そうな映画ですね
永作さんが出ているだけでミステリアスな感じがしますね~
見てみたいものです♪

くうさん

そっか。ドラマも良かったですもんね(^_^)
私はドラマの坂井真紀さんのキャラが好きでした。

映画は恵理菜の視点からの方が濃いめだったような気がします。

原作も読まれるんですね(^_^)
私は原作に手を出そうか迷い中です。

SONOMIさん

自分の中ではこの映画のテーマに対して、
ちょっと否定的だったので、
うっかり涙を流しちゃうほど、入り込んでたのが
不思議です。
いつの間にか引き込まれてしまう作品でしたよ。

永作さんはホントに素晴らしい女優さんだと思います(^_^)

やっぱりテーマが重過ぎて入っていけないクチでございます。
でも、misachiさんのこの感想を読むと、
出演した女優さんたち、冥利に尽きるだろうな~と思いましたよ~。

あけぼうさん

なんでこんな重いテーマの映画を作ったのかな~とか、
かなり否定的でしたよ、私。

女優さんたちの良さは、きっと監督や脚本の良さもあると思いますよ。
この映画に出ていた女優さんたちは、
すべて良かったと言ってもいい!
カルト教団の教祖役の余貴美子さんもめっちゃ良かったし(^_^)

ま、見て後悔するようなことはないと思いますよ(^^)v

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