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映画『海賊とよばれた男』



原作小説を買っておいたんだけど、未読。

『永遠の0』と同じく、山崎貴監督・岡田准一主演。
原作は百田尚樹2013年の本屋大賞受賞作。
出光の創業者である出光佐三をモデルにした物語。




いや〜〜2時間半。長いわ。
しかし、その長さの割には描ききれてないような気がする。

っていうか、岡田くんに27歳から96歳まで演じさせるの大変じゃない?
特殊メイクとか色々頑張ってましたけど。
メインの時代が60歳代なんだから、キャスティング的にはどうなの?と
私の中ではちょっとがっかり感あるんだよね。
すごく演技も良かったのに、なぜだか国岡鐵三の魅力とかカリスマ性が
あまり感じられなくて(; ^ω^)
感情的で怒鳴ってる声ばかりが印象に残ってしまった。
タンカーでイランに向かう船長の堤真一さんをなぜ鐵三にしなかったのだ・・・
アイドルの方が客層が広がるってことだろうか(; ^ω^)
いや、岡田くんはアイドルっていうより俳優として素晴らしいんだけれども。

まず、冒頭で終戦直後のシーンから始まるのもOKなのだけど、
その後、大正時代の国岡商店を立ち上げた頃の話と
戦中、あるいは戦後を細切れのエピソードで行ったり来たりしていて、
いい加減、これはいつの話か?って見ていながら迷うこともあったし、
必要のないエピソードまで盛り込み過ぎてるような気がした。

ラストで、国岡鐵三さんが2度目の結婚もして子供も誕生してるってわかったけど、
2度目の話なんてかけらも出てこないのだし、
1度目の結婚を重要視する必要もなかった。

出資者の近藤正臣さんがやってる役の人に対しても、扱いが雑だったような気がします。
その出資者には最低でもお金を出させるだけの国岡鐵三の魅力が伝わってないと
ダメだったと思うんだけどね。

きっと削られたエピソードもいっぱいあっただろうけれども、
2時間にスッキリまとめて、しかもを伝えるにはテーマをもっと絞るべきだったんじゃないかなぁ。
嫁の話も引退後の話も死に際の話もいらないから、
アメリカの企業の力を借りずに自社だけで石油を輸入しているのは
国岡商店だけだっていう部分とか、
満鉄での話とか、若い頃の無茶な海賊並みの販売の仕方とか、
そこをもっと面白くやってほしかったかも。

だけど、お話の内容そのものも良かったし、
出演者の熱演は素晴らしかった。
しのさん役の吉岡秀隆さん、長谷川役の染谷将太さん、
船長の堤真一さん、武知役の鈴木亮平さん(英語通訳すごい)
ラジオの修理の話を持ちかけるピエール瀧さん、などなど。
みなさん、個性が光ってました。

ま、辛口で書いちゃいましたが、
なんどもウルっとしてハンカチは何度も使いましたw

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コメント

非公開コメント

No title

これ原作読んでるうちの父が早速観に行きまして。
すごく良かったよ~でも、原作読んでない人には分かりにくいかもしれないなぁ…と言っていたので、ミサさんの感想とリンクして納得した。

あけぼうさん

あ、やっぱりね。
きっと原作読んでる人にはイメージもしやすくて映画の中で足りないところを
補完して充分楽しめたんでしょうね。
そうか〜〜
今さらだけども、原作読まなきゃなぁ〜〜積んであるけどもw

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