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本『ストロベリーライフ』

連続で農業小説〜♪荻原浩さんの作品は3作目。東京でフリーのグラフィックデザイナーをやってる恵介は、ある日実家から父親が倒れた知らせを受け、妻と息子を連れて静岡に帰る。命は助かったものの、リハビリに相当時間がかかる。姉たちは父親の付き添いや、今後の介護の相談をしているが、恵介は父親がやっているイチゴの栽培のことが気にかかる。幸いにも(?)仕事は激減していたし、しばらく農業の方を手伝おうか・・・と腰を...

本『農ガール、農ライフ』

派遣切りに遭ってしまった三十二歳の独身女性が自給自足のハッピー農業ライフに挑む。正直に言えば無理だよね。ウチは農業用地を持っている農家なのですが、(ま、米作りはもうやめてしまってるけど)当然、こういう夢物語に心惹かれることはないんですよ。なのですが、ちょっとだけ畑を手伝うことになってしまってる今の自分の状況で、楽しくできるヒントみたいなことってあるかなぁ・・・って期待して読んでみた。物語は、32歳...

本『秋萩の散る』

澤田瞳子さんの奈良時代、短編5編。【凱風の島】天平勝宝5年(753年)の遣唐使の物語。鑑真和上を乗せて、沖縄にたどり着いたものの、内輪揉めして、船をとっかえっこして、風を待つ間のお話。以前読んだ『天平グレートジャーニー』の20年後の遣唐使団なので、作家さんは違うのに、思い出しながら続編でも読んでるかのような気分で楽しめました。阿倍仲麻呂とか、もう年老いてしまっててひねくれ具合がまた面白くて。【南海...

本『蔦屋』

綺麗な表紙。谷津矢車作。江戸時代の本屋・蔦屋重三郎を描いた。TSUTAYAのネーミングの理由の一つのようです。江戸時代の本屋は小売だけでなく出版社みたいなもんなんですね。蔦重と慕われ、喜多川歌麿・恋川春町・東洲斎写楽・山東京伝などをプロデュース。吉原出身の商人は吉原から出てもうまくいかないと言われていたのを成功させるんだと、江戸中を驚かせることを仕掛けようとひた走る。日本橋で書店を営んできて、いよいよた...