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本『沖の権左』

『滔々と紅』が面白かったので、2作目を読んでみました。権左っていうのはクジラです。巨鯨なのです。―― 権左に銛打つことならず ――勝山に生まれた少年、吾一(ごいち)は、父、重吉(じゅうきち)のように鯨組の頭領を目指していた。だが不漁に悩んだ重吉は村の掟に反し、巨大鯨「権左(ごんざ)」に挑むも仲間に多大な犠牲を出し、自らも命を落とす。父の不手際により村を追いだされた吾一は江戸で鯨とは無縁の日々を過ごすも、...

映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』

一人で観に行ったのだけど、笑った笑った(≧∇≦)修学旅行中の大助はわざわざひろみちゃんの隣にバスの席を代わってもらったが、その直後バスは転落し、大助は地獄に落ちた。状況を飲み込めない大助に地獄のシステムを話す鬼のキラーKと地獄図(Hells~ヘルズ)のメンバー。なんとか現世に戻り、ひろみちゃんに思いを告げたい大助。それには毎週金曜日に閻魔校長が進路を決める時に認めてもらえるように頑張ること。転生は7回まででき...

本『シンデレラの告白』

第7回角川春樹小説賞受賞作。時代は魔女狩りが行われていた15世紀末、舞踏会など華やかな貴族の世界に有名なおとぎ話・シンデレラも登場する、怪しい連続殺人事件を描くミステリー。とある田舎町の男爵家で暮らす寡婦のティナ夫人とヒルダとマリエッタという娘たちは亡き夫の弟たちのために荘園の屋敷を出て、再婚するためにルテシアの町へ向かう。新しい夫モルトー氏には病弱で余命わずかの12歳の娘アンジェがいて、彼女の希望...

本『粘菌生活のススメ』

驚きますよ。この不思議な生き物の魅力に。ぜ〜んぜん知らなかった世界です。粘菌ってきのことも菌類ともちょっと違う。ネンキンって発音してみることもなかった。動き回って微生物を捕食するアメーバ動物的状態から、きのこのように子実体を形成し、胞子で繁殖するっていう動物でも植物でも菌類でもない不思議な生き物。明治時代の知の巨人・南方熊楠がその生涯を通じて研究したのが隠花植物で中でも粘菌だったんだそうです。何種...

本『小説王』読んだ~!

文芸冬の時代に放つ激熱エンタテインメント 大手出版社の文芸編集者・俊太郎と、華々しいデビューを飾ったものの鳴かず飛ばずの作家・豊隆は幼馴染みだった。いつか仕事を。そう約束したが、編集長の交代などで、企画すら具体的にならないまま時間だけが過ぎていく。やがて、俊太郎の所属する文芸誌は存続を危ぶまれ、豊隆は生活すら危うい状況に追い込まれる。そんな中、俊太郎は起死回生の一手を思いつく。三流編集者と売れない...

映画『64−ロクヨン−後編』観てきた・・・

前編の記事はコチラ前編があまりにも面白かったために、期待値が上がりすぎでした。ただ、不安がなかったわけじゃない。だって、前編ですでに原作本のストーリー3/4くらいは進んでるので、後の1/4をどうやって後編で広げるんだろうかと・・・もちろん、面白くないわけじゃなかった。誘拐事件の記者会見だっていうのに、全く把握してない二課長を記者たちの前に立たせて、捜査本部と行ったり来たりを繰り返させたりするシーンだった...

本『食パンをもっとおいしくする99の魔法』

朝食は、7年前(たぶん)くらいからトースト派です。子どもが高校生になった時から、毎朝弁当作りが始まったのがきっかけかもしれない。弁当のおかずってレンチンとお野菜ちょっと詰めるだけでも時間かかるんですもん。それに焼いてみたり、煮物も入れてみたり、ほんの1品だけでも真面目に作るだけで、この後、味噌汁とか作ってらんないな〜って気分になる。で、子どもも朝からそんなに食欲ないからガッツリは食べられない。トー...

本『真実の10メートル手前』

『さよなら妖精』『王とサーカス』と同じく太刀洗万智が主人公の短編集。短編のシリーズは王とサーカス以前に書かれたものをまとめられたのだそうです。太刀洗万智の切れ者っぷりは健在です(*´∀`*)ワクワクしながら読めましたよ。視点は太刀洗万智の相棒となる人物。その人物はそれぞれの話で違うんですけど。例えば、記者時代の話でタイトルにもなってる『真実の10メートル手前』では同僚の記者がコンビを組んで、彼の視点で事...