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本『眩(くらら)』

眩朝井まかて新潮社1836円Amazonで購入まず、この表紙の絵を見て江戸後期の作品だなんて驚いてしまった。江戸時代の絵といえば、狩野派の襖絵だとか、浮世絵だとか、昨年読んだ『若冲』の作品にはとても驚いたりもしたけれど、この応為の『吉原格子先之図』には何か現代に通じる見せ方を感じるんです。あ、私はちっとも美術のことには明るくないんですけどね。葛飾北斎といえば誰もが知ってる浮世絵師で、世界中のアーティストにも...

本『ヒーロー』

『野ブタをプロデュース』の作家さんだそうです。って、その有名なドラマも見てなかったんだけど(;゚∀゚)演劇部員の佐古鈴は隣のクラスの新島英雄から相談を持ちかけられる。いじめ撲滅のために休憩時間にグランドでショーをしたい。演出とか協力してほしい。って。いじめをなくすことと、ショーをすることっていうのがどういう風につながるのかというと、いじめられやすい子に休憩時間とか目をむけちゃう時間があるから、そういう時...

本『真実の檻』

すっかり下村敦史さんの作品が気に入って、読むのはこれで3作目です。今回のテーマは冤罪。主人公の大学生は、母を亡くして遺品整理をした際に古い写真と手紙を見つけた。なんと彼の父親は本当の父ではなかったのだ。さらにその人物を調べると、21年前の殺人事件の犯人で死刑囚であり、被害者は母の両親であった。出生の秘密を知って悩んだ末に、その事件を調べることに。雑誌の記者に協力してもらい、関わりのある検察官や弁護...

本『滔々と紅』面白かった~

今、熊本で大きな地震が起きたようですね。被害に遭われた方、どうか皆さん落ち着いて、どうか皆さんご無事でいらっしゃいますようお祈りします。江戸吉原に売られた少女が、遊女としてたくましく生き、自らの運命を変える物語。天保八年、飢饉の村、奥州田村郡朝月から百姓の娘 駒乃(コマノ)が人買いによって江戸吉原へと連れて来られ、大遊郭、扇屋(オウギヤ)へと口入れされる。このとき駒乃、9 歳。不憫な運命でありながら、...

本『さよなら妖精』読んだ

昨年秋に読んだ『王とサーカス』が面白かったので、主人公の太刀洗万智がもっと前に高校生の頃の青春ミステリーを読んでみた。といっても主人公は太刀洗万智じゃなく守屋くんかな。守屋路彦と太刀洗万智がある雨の日、雨宿りをしている異国からはるばるやってきた少女マーヤと出会う。友人たちとマーヤと過ごす2ヶ月間はとても刺激的で今まで考えたこともなかった海外へも思いをはせるようになったり、日本の文化と向き合ったり、...

本『淵の王』

初めての作家さんの作品。一気読みでした。晩ご飯とか作る時間もなんとかならんかなと思うくらいに集中して読みましたよ、久しぶりに。twitter文学賞っていうのがあるんですよ。私も今年知ったのですけど。twitterで昨年の作品の中で一番だと思うものを誰でも投票できるっていうので嬉しくなって私は『颶風の王』に一票を投じたんですけど、残念ながらランク外(ノ_・、)で、見事1位だったのがこの『淵の王』なんです。ホラーってこと...

本『バベル九朔』

万城目学ワールド10周年なんだって。下↓にamazonリンク貼りましたが、私、万城目学作品は小説は『鹿男あをによし』以外は全部読んでるんだよ。『鹿男』を読んでないのはドラマを楽しく視聴したので、まぁいいかと。で、実はずっと文庫派だったんで、初期のものは文庫本で買ってるんですが、最近は図書館にお世話になっておりました。しかし、万城目学ファンとして10周年ならば、じゃ買ってみるか、と初めて単行本を買ったので...